2014年05月27日

涙・泣くに関しての一考察 No.126


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2014/5/18 桜島にて

人は、悲しいとか嬉しいといった感情的な原因で涙を流すと言われています。こうした感情的涙は、人間特有の現象だとも言われています。私たちは、どういう時に、そして何のために涙を流し、泣くのかを考えてみたいと思います。

 人は何故、泣くのかという事柄を考えた時、「悲しいから泣くのか?」 「泣くから悲しいのか?」。と、この2つを思い浮かべます。殆どの人は「悲しいから泣く」と答えると思いますが、実は、そうではなくて「泣くから悲しい」のではないかという説があるのです。これは「ジェームズ・ランゲ説」と呼ばれていて、現在ではこの説が支持されているそうです。この説は、「泣く」という生理現象を引き起こした後、「悲しい」と言う情動(急激な感情の動き)が生まれるというものです。笑いにもこれと同じことがあるのではないかと言われているそうです。

 感情の涙にも、悔しいとき・怒った時と、嬉しいとき・悲しい時などの感情で涙が出ることがあります。それぞれに涙の出方のメカニズムが違い、流す涙の量の多少や、しょっぱいや水っぽい味の違いがあるそうです。因みに、嬉しくて泣く時とは、長い間の努力が実って念願を果たしたや、長い間無事を心配していた家族と再会出来た時など、それまで蓄積されてきた苦労と心配から解放されて、人は涙を流すという。嬉し泣きとは積もり積もった苦労と心配を洗い流すことを言う。

 また、涙を流したらスッキリしたという経験はありませんか? 感情の涙にはストレス物質を排出する重要な役目を果たしていると言われています。泣くことによりストレスが40%減少するといわれ、リラックスした状態になる。感情が安定する。悲しみや痛みを和らげる。免疫力を上げる。などと言われています。健康のためには定期的に泣くのが良いという意見もあるようです。ただし、泣くと体外に水分が出ていくので水分補給に気を付けるようにとありました。

 涙を文字からひも解いてみると、「涙・涕・泪」と出てきます。さんずいに目を書くなみだは、水分が目に付いているので一番判りやすい文字ですが、泪は涙の旧字で今は殆ど使われていません。さんずいに弟のなみだは、「てい」と読み、流涕(りゅうてい)や、涕泣(ていきゅう)などと使われ、激しく泣くこととあります。また、さんずいに四と書いて、泗(し)と読みますが、これは鼻から出る涙のことで、涕泗(ていし)という文字がありました。さんずいに戻るの涙が一般的ですネ。この文字の成り立ちは、体の中(涙腺)から出た涙は目の表面を伝わり体の中(鼻涙腺)に戻ります。それでさんずいに戻るの文字が使われているといいます。科学的かつ文学的な解釈で納得できる説明だと思います。

 泣き方にも色々あり、啼泣(ていきゅう)=声を出して泣く。哀哭(あいこく)・慟哭(どうこく)・号泣(ごうきゅう)=悲しみのあまり、大声を上げて泣くこと。歔欷(きょき)=すすり泣くこと。咽び泣き・噎び泣き(むせびなき)=声をつまらせ、しゃくりあげるように激しく泣く。嗚咽(おえつ)=むせび泣く・すすり泣くこと。この他にも、忍び泣き=声を立てずに泣く。号哭(ごうこく)=大声で泣き叫ぶこと。紅涙(こうるい)=美人の涙。などがありました。泪や泣きの世界も幅広く奥が深いことが良く判りました。書き終えて考えてみると、柳腰ではない。肩も細くない。ヨヨと泣き崩れるタイプでもないんだナ〜。可愛げのない誰かさんは!!

posted by ochiyo at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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